COLUMNS No. 17

子供が元気に育つ家づくり

子供が元気に育つ家づくり

2018.01.01

子どもにとって豊かな住まいとは、身体をのびのび動かせる空間で、しっかり五感が育まれる家です。
人は生まれて一歳までに、脳の働きが活性化され、それも神経細胞への刺激いかんで差が出るそうです。 ですからこの時期は、豊かな感性を育むのにとても重要です。 子どもが駆けまわったり、自由に遊べる空間が、人間としての身体や心を育てて行くのです。 子どものためになる家づくりを考える際に、まず整理しておくべきなのは家族全員の家の使い方です。 どんな時間にどこで過ごすことが多いのか、集う場所はどこになるのかといったことを想定し、どうしたら家族同士のコミュニケーションが取りやすくなるかを考えましょう。 子どものために立てた教育目標には、さまざまなものがあるでしょうが、 家族との豊かなふれ合いのなかで明るく、元気に成長することが、出発点になるはずです。

一般的には、家族が集う場所はリビングやダイニングです。家づくりは敷地条件によって左右されますから、日照や通風などの条件のいいところにリビングなどを優先的に配置し、そこを中心にしてプライベートな空間のまどりを検討します。親の生活リズムも整理して、コミュニケーションの点でも「風通しのいい家」を計画しましょう。どんな生活スタイルであっても、子どもを孤立させる間取りだけは避けたいものです。子どもが帰宅した時に家族と顔を合わせずに自室へ行ける間取りは、孤立化を招きやすいといわれます。浴室、洗面、トイレなどを使う際も家族の居場所を通り、さりげなく声をかけられるようにしておくことが大事です。

また、子どもの健康を考えて建築素材にも気を配る必要があります。暗く閉塞感のある空間は精神面に悪影響を与えます。子ども部屋はもちろん、家全体が明るく、のびやかになるよう、間取りや天井高などに気を配りましょう。開放的に出来るところはできるだけ仕切らないようにすることも必要です。

あわせて、身体面の健康にも十分考慮し、有害な化学物質を抑えた建材や家具、自然素材などを使いたいものです。また、家づくりでは将来の変化を考えておくことも大事です。特に子どもが小さい時期の新築計画なら、成長に従って子どもの居場所、子ども部屋の使い方などがどんどん変わっていくことも考えておかねばなりません。新築時の生活に合わせて造りこみ過ぎると、やがて使い勝手が悪くなるかもしれません。可変性を持たせておおらかに造ることも大事なことです。

とはいえ、幼児期に孤独感を与えてしまうのは考えものです。子ども部屋のスペースは確保するにしても、親の近くにも遊べる場を用意しましょう。散らかしてもいいようにしてあげる事が大事です。今のリビングは、客間兼用にすることが増え、整理整頓などに神経質になりがちです。そこで、心おきなく集える場所として、リビングとは別にファミリースペースを設けるプランが増えてきました。乱雑になりがちな本やゲームソフトなどを片づけられる収納も造りつけにしましょう。

ひと部屋として確保することが難しいようなら、リビング脇や階段、廊下周囲などの空間を利用し、コーナーとして造ることも出来ます。間取りの中に柔軟に使える部分を加え、家族だけの集いの場を演出してみましょう。また、子どもの人数や性別に応じたプランニングも必要になってきます。子どもが自分のスペースを必要とする年頃になると、子ども同士の空間の分け方も問題となってきます。兄弟姉妹の年齢差、それぞれの性格や仲のよさなど、実際に即して考えなければなりませんし、さらに現実的な問題として使える面積という条件もありますから、どんな部屋の組み合わせが最適かはケース・バイ・ケースといえます。今、個室偏重への見直しが始まっています。引きこもったままでいられるような空間を与えてしまうことが、悪影響を与えるのではないかという反省からです。もちろん、親子、兄弟姉妹の関係、子どもの成長などの問題は、家だけが原因であるわけではありませんが、親子が納得する範囲で開放的な間取りを考えてはいかがでしょうか。

以上のように、子どもを育てていくための家づくりは、間取りしだいで子どもは良くも悪くもなるのです。家づくりのプランニングは専門家の意見も取り入れながら、夫婦、親子でじっくりと時間を掛け、取組んでいきましょう。

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