住宅建築の
ポイントを知る
2018.05.01
新しい住宅に住みたい、住宅を新築したいと言うことを思うタイミングは一人一人違うと思います。たとえば、子供の成長に合わせてとか、親御さんとの同居などなど色々な事情があると思います。思うに住宅建築を思い立ったときに初めてその人にとっての、人生における一大プロジェクトが始まるわけです。
しかし皆さんここで良く考えてみてください。住宅って何処に買いに行くの?お金はどうやって支払うの?どういう風に注文するの?、色々な?マークが頭を駆け巡るのではないでしょうか。まさに実際に正真正銘の素人が住宅新築という新しいお店を『新規オープン』させるのです。そして住宅を手がける相手は、ハウスメーカー、ビルダー、工務店、設計事務所、等々いわゆるプロ集団と言うことになります。よく木材・建材販売店、ビルダー、工務店さんを訪問する機会があるのですが、その時によく言われることが、『最近の施主さんは住宅に関して良く勉強しているから』と言うことをよく言われます。私もこの業界に入って約30数年になりますが、本当にそうなのかなという疑問を感じる時がしばしばあります。
さて、住宅が完成する前に色々な不安や不満が出てくることもあるようですが、例えば、住宅の価格の基準がわからないとか、追加が出て当初の予算をオーバーしてしまったとか、子供の進学に合わせて計画したが入居時期がずれたとか、これは最悪のケースですが、工事中に建築会社が倒産したという話も稀にあるようです。この最悪のケースに備えるために住宅完成保証制度という仕組みがあるようです。住宅完成保証制度には保険タイプとエスクロータイプ(第三者預託)の二つのタイプがあるようです。詳しく知りたいときは『住宅完成保証制度』で検索してみると各社の比較ができると思います。
さて、住宅建築という新しいお店を『新規オープン』させたとします。これか事業を円滑に運営するに当たり幾つか学んだり、第三者のアドバイスを受けたりと忙しくなって来るわけですが、幾つかの重要なポイントがあります。
ポイント その1
建築会社の中から自分に合った建築会社を見つけることです。何か漠然としていますが、例えば家族の希望や予算的なことも重要な要素になりますし、何といってもその建築会社の雰囲気や社員の対応なども大事なことです。
ポイント その2
住宅に関わる建築資金の相談に乗ってくれるところを探すのも大事なことです。中立的な立場で住宅ローンや今後のライフプランを提案してくれるファイナンシャルプランナーなどがいればなお良いでしょう。何といっても施主さんの要望を丁寧に聞いてくれ適切なアドバイスをしてくれる先が良いのはもちろんですし、中には一方的に自社の自慢をまくし立てるところもあるようですがいかがなものかと思います。
ポイント その3
『住宅完成保証制度』に加盟しており、また、その物件に付保されていることだと思います。先程も書いたように、最悪のケース(工事中に建築会社が倒産)、建築工事が中断したり、前払い金が戻ってこないとかいうこともあるようです。
これまで色々と書いてきましたが、要するに大事な建築資金のことをまずはじめに考えてくれる建築会社を選ぶことが重要になってくると思います。プランや間取りや工法に関してはそのあとからでも十分に検討する時間はあるはずです。
住宅建築という新しいお店を『新規オープン』させ、その期間は数カ月に及ぶわけですが、ハッピーエンドで『閉店』できることが夢をかなえる住宅建築には大切なことではないでしょうか。